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民主党の回答
■質問1 第23回参議院選挙での女性議員の目標値について
(1)女性候補者を増やすためのポジティブアクションを講じておられますか。具体的な内容をご記入ください。
毎年、党幹部・選挙対策委員会に対し「選挙における女性の参画拡大に関する申し入れ」を行い、「第23回参議院通常選挙における候補者擁立方針」には「新たな候補者の擁立にあたって、女性候補者の擁立に最大限努力する。」と盛り込まれ、今年に入り実績を上げている。
(2)女性候補者の目標値は何%でしょうか。(男性候補者数 名/女性候補者数 名)
民主党は、男性・女性問わず国会議員たるにふさわしい候補者を選考し、擁立をすすめているため、あえて目標値等は設定していない。
(3)女性候補者の活動を支援する具体策を講じておられますか。
女性議員を拡大し、女性の政治参画を拡大する取り組みの一環として、新人女性候補者に対し、民主党WS基金「Water & Seed/種と水」や先輩議員による出前応援講座を実施し、活動、資金、精神的なサポートを含めて総合的な支援を行っている。
■質問2 第三次男女共同参画基本計画にもりこまれた諸条項の中で、貴党として重点をおく3項目を挙げ、その理由も記入してください。(2020年めどに30%に到達する計画も含めてご記入ください)
(1)女性の活躍による経済社会の活性化
理由:少子高齢化による労働力人口の減少が進む中で、女性を始めとする多様な人材を活用することは、我が国の経済社会の活性化にとって必要不可欠である。また、女性がその能力を十分に発揮して経済社会に参画する機会を確保することは、労働供給の量的拡大という観点に加えて、グローバル化や消費者ニーズが多様化する中で持続的に新たな価値を創造するために不可欠である。
(2)男性、子どもにとっての男女共同参画と地域における身近な男女共同参画の推進
理由:長時間労働の抑制等働き方の見直し、直面する介護の問題など男性に関わる課題に対応するためにも、男女共同参画の理解に向けた男性に対する積極的な働きかけが必要である。
また、次代を担う子どもたちが将来を見通した自己形成を図りながら健やかに育ち、そして幸せに暮らせる社会を目指す観点から、子どもの頃から男女共同参画の理解を促進することが重要である。
特に今、子どもの貧困の拡大が懸念されている。民主党は、貧困の解消、教育の機会均等、健康で文化的な生活の保障、貧困の連鎖の防止を盛り込んだ内容の「子どもの貧困対策法案」を取りまとめた。世代を超えた貧困の連鎖の防止に取り組み、教育に関する支援や社会保障、保護者の就労支援などを充実させることに注力したい。
さらに、地域社会における人間関係の希薄化や単身世帯の増加等の家族形態の変化などの中で、地域力を高めていくためには、女性も男性も誰もが出番と居場所のある地域社会を形成していくことが重要であり、また、人々に最も身近な暮らしの場である地域における様々な取組が不可欠である。
(3)女性に対するあらゆる暴力の根絶と様々な困難な状況に置かれている人々への対応
理由:女性に対する暴力は重大な人権侵害であり、男女共同参画社会を形成していく上で克服すべき重要課題であることから、暴力を容認しない社会的認識の徹底等根絶のための基盤整備とともに、防止対策や被害者支援など、女性に対する暴力の様々な形態に応じた根絶のための幅広い取組を総合的に推進することが必要である。
また、家庭や地域における男女共同参画の推進や女性が働きやすい就業構造への改革など男女共同参画の推進が、様々な困難な状況に置かれている人々への対応にとって不可欠である。
■質問3 女性の政治参画を高める上でどんな選挙制度が望ましいとお考えでしょうか。
具体的な制度を想定していないが、クオータ制も含めた多様な積極的改善措置(ポジティブ・アクション)について、諸外国の制度、政策なども参考にして検討を進めていく。